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きっと届ける

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階名唱動画 教育芸術社の教科書「小学生の音楽6」で合唱曲として取り上げられている「きっと届ける」の階名唱動画です。You Tube上でご視聴ください。前半は歌いやすい旋律ですが、二部に分かれるところからは単純なハモリではないので難しいかもしれません。階名唱が音取りの役に立てれば幸いです。 臨時記号が付く所が複数ありますが、あくまで借用和音であり、転調ではないので動画中で読み替えはしていません。ただ、読み替えた方が音程を取りやすい場合は読み替えてもいいでしょう。「フィミフィソ」→「シラシド」、「ドードセー」→「ソーソファー」等が考えられます。教師が「こう読みましょう」というよりどうすれば学習者が歌いやすいか、どうすれば学習者が既に持っている音程感覚を活用して音取りができるかという視点で支援することが大切だと思います。 各パート音源は以下に上げています。 ソプラノパート アルトパート

ハイキングに出かけよう

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スイス民謡の「ハイキングに出かけよう」の階名付き楽譜です。アウフタクトから同じ音の連打で入るのリズムが難しいかもしれません。「ソドミレド」という音の動きが特徴的です。

【階名対応】リコーダーの運指表(うんしひょう)

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階名に対応したリコーダーの運指表です。 中学校までの読譜指導で扱われる調のものを掲載しています。 演奏したい曲の調に応じて運指表を選んでください。画像クリックでPngをダウンロードできます。学校や音楽教室、子供の自主学習等でご活用ください。すべて無料です。まとめてダウンロードしたい方は Google Drive からでも可能です。 ジャーマン式とバロック式の見分け方はページ下部で紹介しています。 ※いらすとや様のフリーイラストを入れさせていただいていましたが、ファイルサイズが大きくなりすぎたのでなくしました。上記リンクのGoogle Driveからダウンロードできるものはイラスト入りになっています。 ソプラノリコーダー ジャーマン式 ハ長調・イ短調 ハ長調およびイ短調の運指表です。多くの小学校でこの運指を習いますが、最初の方に学習する曲はハ長調よりも次に載せているト長調の方が多いです。なので多くの小学校のリコーダーの最初の学習はト長調をハ長調の階名で読んで練習していることになります。 ト長調・ホ短調 小学校のリコーダー教材でも多くの曲が取り扱われているト長調に対応した運指表です。このサイトでも「 あの雲のように 」や「 よろこびの歌 」等、多くのト長調のリコーダー教材曲の階名付き楽譜をのせているので活用しやすいと思います。 また、中学校で習うアルトリコーダーのハ長調の指づかいはこれとほぼ同じになるので、早いうちから慣れておくのも良いでしょう。 「 ★ 」をつけているところは、ハ長調と指づかいが変わるところです。ハ長調の「#ファ」がト長調の「シ」になりますが、小学校では「シ」が出てこない曲も多く扱われています。 ヘ長調・ニ短調 ヘ長調・ニ短調に対応した運指表です。ト長調ほど多くはないものの小学校で演奏する機会も多いです。代表的なものに教育芸術社の「 メリーさんのひつじ 」があります。音楽会等では他にもヘ長調やニ短調の曲を演奏する機会もあります。 「 ★ 」はハ長調と指づかいが変わるところです。ハ長調の「♭シ」はヘ長調の「ファ」になります。ただ、小学校では「ファ」が出てこない曲が扱われることが多いです。 ソプラノリコーダー バロック式 ハ長調・イ短調 ト長調・ホ短調 ヘ長調・ニ短調 アルトリコーダー ハ長調・イ短調 アルトリコーダーのハ長調・イ短調の運指表です。固定ドで...

【階名対応】鍵盤ハーモニカの運指表(うんしひょう)

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中学校の読譜指導の範囲までの階名に対応した鍵盤ハーモニカの運指表です。 全音階の各音と「#ファ」「#ソ」「♭シ」の位置を示しています。 階名唱で学んだことを楽器の演奏でも活かしてみたい方はご活用ください。 画像クリックで大きい画像をダウンロードいただけます。無料でご利用いただいて構いません。まとめてダウンロードしたい方は Google Drive からも可能です。 ハ長調・イ短調 ト長調・ホ短調 ヘ長調・ニ短調  以上、小学校の鍵盤ハーモニカで活用できる運指表を紹介しました。もちろん、ピアノや木琴等にも応用できます。ただし、これは丸暗記するようなものではありません。大切なのは「どこでも『ド』にできる」ということを感覚的に会得することです。そうすればここに無い調でも自分でドを見つけて演奏することができます。それは遠回りに見えるようで実は良い演奏するうえでは近道になるかもしれません。 皆さんも、ここで紹介した以外の音を「ド」にできないか確かめてみてください。ヒントは「ファ」に「#」がつけば、それは新しい「シ」になります。「シ」の「♭」がつけばそれは新しい「ファ」になります。 「器楽に階名は使えない」と言う人もいますが、それは単にその人が使えないだけです。もちろん「音名」も使いますし、「ハニホ」や「ABC」の代わりに≪とりあえず≫ハ長調の階名で読むことも一つの方法として否定はしません。しかし、正しい階名を使うことで、曲を覚えやすくなったり、音楽のことがよくわかったり、演奏が楽しくなったりすることは、歌でも器楽でも変わりません。階名唱をやって、その良さに気づき、「楽器でもこれを使ってみたい」と思われた方は、是非実際に使ってみてください。「使えない」という先生がいたらそれは100%その先生が間違っています。実際に活用している人がいるのですから。「使えるか、使えないか」は学習者自身がやってみて判断することです。指導者が自分の価値観で決めることではありません。 リコーダーの運指表 も無料配布しているので是非ご活用ください。

とどけよう このゆめを

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とどけよう このゆめを 教育芸術社の3年生の教科書に掲載されている「とどけよう このゆめを」の階名唱動画です。You Tubde上でご視聴ください。作曲者の長谷部匡俊氏は教育芸術社の多くの教材曲の作曲をされています。教材曲の中でも私が好きなものは長谷部氏の作曲であることが多いです。  私が初めて小学校で担任を務めた時、音楽の授業は専科の先生がされていたのですが、この曲がよく音楽室から聞こえていたのを覚えています。ト長調なので、現場で階名唱で指導されることは多くないと思いますが、旋律の特徴から、非常に階名唱に適した曲だと思います。  私が大学院の研究で行った「 階名唱を取り入れた授業方法の提案 」の模擬授業もこの曲でやりました。主旋律が階名唱に適しているだけでなく、リコーダーによる簡単な対旋律もつけられているので階名唱を扱いながら器楽も扱う例を示すのには最適な教材でした。

小さな世界 / It's a small world

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小さな世界  ディズニーでおなじみの「小さな世界 / It's a small world」の階名唱動画です。You Tube上でご視聴ください。  教育出版「小学音楽 音楽のおくりもの3」では日本語詞と、英語詞の両方が掲載されています。教育芸術社では4年生の教科書に掲載されています。以前は「子どもの世界」という詞で掲載されていましたが、令和6年度より教育芸術社でも「小さな世界」になりました。 子供が歌うにしては跳躍が多く、それも細かい音の動きの中にあるため、階名唱により音程を確かめながら歌う活動が効果的です。また、Bの終わりまで歌った後、AとBの旋律を重ねて歌うことができるので、二部合唱の導入にも最適な曲です。 また、教科書では歌唱教材として扱われていますが、音楽会等で合奏される機会も多いです。その場合は階名に対応したリコーダーと鍵盤ハーモニカの運指表も無料配布しているので是非ご活用ください。 リコーダーの運指表 鍵盤ハーモニカの運指表

花の街

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花の街 中学校の歌唱共通教材より團伊玖磨氏作曲の「花の街」の階名唱動画です。パブリックドメインではありませんのでYou Tube上でご視聴ください。 こうしてみると、中学校の歌唱共通教材のうち、パブリックドメインでない2曲(「夏の思い出」、「花の街」)は他の曲よりも時代が最近な分、おしゃれさを感じます。 動画では簡易伴奏を使用していますが、本格伴奏は前奏がとても難しいです(私は弾けません)。 この曲、1~3番まで、旋律は同じですが、江間章子氏の歌詞は1番・2番が明るい詞に対し、3番だけ悲しい詞になっているのが、とても印象的です。「花の街」というタイトルとは対照的に「泣いていたよ」という言葉がとても強く残ります。この詞の印象の違いを同じ旋律でどう表現するか、しっかり考えさせたいところだと思います。