帰れソレントへ
帰れソレントヘ ハ調
帰れソレントヘ ホ調
E.デクルティス氏作曲の「帰れソレントヘ」の階名付き楽譜です。同主調を行ったり来たりする楽曲で、階名の読み替えのある曲です。
原曲はホ調(ホ短調-ホ長調)ですが、中学校の教科書では歌いやすいようにハ調(ハ短調-ハ長調)で掲載されています。
教育芸術社の教科書では、7~8小節目の楽譜を階名付きで紹介し、短調のの主音「ラ」が長調の主音「ド」になることを説明しています。調号が変わるのは1か所のみですが、その後も細かく同主調を行ったり来たりします。
また、この曲の前のページに同じ♭3つの「早春賦」があり、両方階名唱することで、同主調と平行調の違いなどについても理解を深めることが期待できます。
変位階名に関して
「#ソ」の音は()書きで「ズィ」と表記しています。#ソを「スィ」と発音しシ(長調の第7音)を「ティ」とする方法(コダーイ式)にあるのですが、学習指導要領・教科書で「シ」が使用されているため、紛らわしい「スィ」の仕様を避けました。ただ、学習者がきちんと区別できれば発音は特にこだわる必要はありません。発音云々よりも学習者が歌いやすいことが優先されるべきだと思います。


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